Haruleather

2019/02/17 18:47

H.A.Lcraftとしての最初の商品です。


今回初商品としてお財布を作っていきたいと思います。


H.A.Lcraftとしてのこだわりを是非体験していただけたらと思います。


それではお楽しみ下さいませ。



切り出した革を手染めにてアンティーク調に仕上げていきます。


切り出した革は全部で36枚


ロングウォレットですが、ここまで多い量の革で財布を作るのは珍しいかと思います。


ですがこれには大きな理由があります。



大きな理由として、通常革の裏側は床面と呼ばれています。


床面はざらついていて表と比べて耐久性も弱くボロボロしてきます。


そうならないよう処理をしますが、やはり表面(吟面)に及ぶことはありません。


カードケースは通常1mm程度の革を使用しますが、H.A.Lcraftでは0.5mmの革を二枚張り合わせます。


つまり、両面が表面ということになります。


二枚張り合わせる事により、革だけでは表せない独特のコシが生ませます。


耐久性にも優れた革に生まれ変わります。



二枚張り合わせた革の淵部分(コバ)も染め上げ、しっかり磨いていきます


しっかりと磨き上げることで美しい艶と耐久性が得られます。



これだけではありません。


さらに念入れを行います。


特殊な焼きゴテを使用しフチ部分を焼きながら線をひいていきます。


これにより高級感ある仕上がりと美しいデザインが生まれます。



カードケースと札入れを組み合わせていきます。


カードケース六ケ所と札入れ一箇所のパーツです。


これは奥の部屋につくパーツになります。



手前部分のカードケースと札入れを作ります
すでにネーム刻印がおしておりますね。
表部分の革にこちらのパーツを張り合わせます。
こちらのパーツもカードケース六ケ所、札入れ一箇所になります。

こちらが内装部分なりますが、先ほど作ったパーツを張り合わせたものです。


ご覧いただくとわかるように見えるところは全てアンティーク染めをしてあります。


カードケースや札入れもすべて裏側も表面になるようにしてあります。


通常のお財布の二倍に近くのパーツで作り上げています。



小銭入れ部分のパーツ作りです。


YKKのゴールドファスナーです。


小銭入れの裏側にもカードケースを二か所作ります。


これによりカードケースは合計14か所になります。



小銭入れにマチを取り付けます。


もちろんすべて手縫いで仕上げております。


小銭入れはマチが付いておりますので、小銭も取りやすい形を目指します。


小銭入れの内装部分もしっかり染めあがております。


全てのパーツを取り付け縫い合わせていきます。


これだけ多くのパーツをギュッと詰め込んだお財布ですのでしっかりと縫い合わせていきます。



完成です。



蓋を開けるとこんな感じ。


一つ一つのパーツづくり、工程をすべて丁寧に仕上げていかないといけません。


一つでもズレ等がありますとよいものが出来上がりません。



丁寧に使いやすく長く使える物。


そして何よりも魅せるためのウォレット。



手前部分にマチ付きの札入れがあります。


こちらの札入れは出し入れがしやすく、お札を入れる時もストンと落ちるように入ります。


カードケース14か所
札入れ2箇所
マチ付き札入れ1箇所
マチ付き小銭入れ1箇所


機能的にもデザインにもこだわった魅せる為の財布。


是非手に取って感じて頂けたらと思います。


H.A.Lcraft 清水。